現在は、国際結婚をしてヨーロッパで生活をしています。彼と結婚をして一緒に住むまでは私は日本、彼はヨーロッパという「超遠距離恋愛」でしたので、その時のことをお話したいと思います。今から約10年前、私がヨーロッパを一人旅している時に彼と出会いました。もともと彼は日本に興味があり、目の前に彼好みの(笑)日本人女性が現れたので、一生分の勇気を振り絞って私に声をかけてくれたのがきっかけです。彼は今までナンパをした経験が全くなかったので、付き合った経緯を話すと「まさか君が、よく女性に声をかけられたよねー」と彼のことを知る人は皆、心底驚いていたほどです。私も彼もお互いに話すと自然体でいられたし、心地よさを感じました。次の日も会うことになり、その時にお付き合いすることになりました。早いと思われるかもしれませんが、不思議なくらい初めて会うという感じがしなかったので、2日間過ごしただけなのに、気持ち的には1か月くらいお付き合いしているようなかんじでした。その後もさらに一日一緒にすごし、私は日本へ帰国し、遠距離恋愛が始まりました。その方法しかなかったのですから、後悔はありません。毎日仕事から帰ってくると彼からメールが届いています。彼のメール読んで、私も返信しました。時差があるので、週末にスカイプ(テレビ電話)を必ずしました。一度、私が仕事で困難なことがあり泣いてしまった時、平日にも関わらず心配してスカイプをしてくれました。「本当は抱きしめてあげたいけど、できなくてごめんね。でもできる限りのことをしてあげたいから。」と言ってくれたのが心に残っています。遠距離なので、会いたいと思ってもすぐには会えません。これは想像以上に苦しいことでした。けれど、毎日のメールもスカイプも一度も忘れたことはなく、彼の愛にいつも包まれている感じがありましたし、お互いの愛が確かなものだと確信に変わりました。今ならLINEなどもありますから、きっともっとコミュニケーションをとりやすいでしょうね。私たちのように国際結婚をされる方は、ほぼ高確率で遠距離恋愛を体験することになるかと思います。その期間の長さにかかわらず、きっとすぐに会えない苦しみがあるでしょう。けれど、その遠距離恋愛の時期は、お互いのことを信じて乗り切るために神様から与えられた試練だと思ってがんばってみてください。もし、遠距離が原因で実らなかった恋愛であれば、そこまでの深いものではなかったのかもしれません。私たちの場合は遠距離恋愛を通して、「一日も早く一緒になりたい。一緒に暮らしたい。」という気持ちが日に日に強まったこともあり、交際から約7か月で結婚することになりました。こんなふうに遠距離恋愛は早く結婚をしたいという気持ちを駆り立てることもあります。遠距離恋愛のつらさや苦しさを体験したからこそ、結婚してからも主人とは仲良く暮らしています。「苦あれば楽あり」といいますね。遠距離恋愛は大変ですが、それを乗り越えられた二人にはきっといいことがあると思います。
29歳女 国際恋愛で超遠距離を乗り越えて幸せゴールイン
