30歳女性です。私が大学1年生の時、大阪にいた彼と遠距離恋愛をしていました。彼と同じ高校に通い、東京にある同じ大学を目指していた私ですが、高校3年生の冬に成績が伸び悩み、東京にある別の大学を受けることになりました。私はそのときから彼と付き合っていましたが、偏差値の高い難関校を目指す彼の邪魔にならないよう、遊んだり連絡をとったりは最低限にしていました。受験を乗りきれば、彼と同じ東京でたくさんデートもできる。そう信じてがむしゃらに勉強しました。ところが結果は、私が合格、彼が不合格。彼にかけてあげられる言葉が見つからずにいたとき、彼は「絶対に1年後東京に行くから。」と言ってくれました。1年浪人してまたチャレンジする彼を全力で応援することを誓い、私はひとりで東京に旅立つことになりました。大学に入ってからの生活は、今までに経験したことのない楽しさでした。初めてのひとり暮しに初めてのアルバイト、新しい友達……もちろん彼のことはちゃんと想っていたし、週に1度手紙を出すようにしていました。彼は、浪人して予備校に通い、勉強漬けの生活を送っているようでした。彼には手紙の返事は書かなくていいよと伝えていたのですが、それでも何も反応がないのは寂しく、週に1度はいつしか隔週になり、月に1度になりました。東京で羽をのばして大学生活を謳歌する私と、目標の大学に行くために地元に残りまた受験勉強を続ける彼。慌ただしい生活のなかで彼の存在が薄れていくのを感じていましたし、彼にとっても、せっかく大学に入ったのにサークルやアルバイトに興じている私は魅力のない人間に映ったのだと思います。結局、高校を卒業してからわずか3ヶ月で私たちは別れることになりました。遠距離なんて最初から無理だったんだ、このほうがお互いのためによかったんだと自分を納得させようとしましたが、私は自分の思いやりのなさを悔いずにはいられませんでした。
30歳女 3ヶ月で別れました
