私の選ぶベスト3

小学校低学年からのファンが選ぶ織田裕二ベスト3

あろまと申します。織田さんを最初に知った時、私は小学校低学年でした。子ども心に感じた織田さんの演技の魅力は、温かくて大きな笑顔だと思います。大型犬を連想させるものがあります。しかし、それがほぼ封印されたドラマにおいて、私は「織田裕二」を初めて意識することとなりました。
 それは、『東京ラブストーリー』の後で出演した『振り返れば奴がいる』で、石黒賢とダブル主演のドラマです。これが、当時幼かった私が大きなショックを受けつつはまったドラマで、「織田裕二」という存在を心に焼き付けた作品でした。そもそも年齢的にまだ小学校低学年という幼さで、芸能人という存在あまり意識していなかった私ですが、今でも『振り返れば奴がいる』における織田さんの鋭く険しい顔は強く印象に残っています。怖がりつつも、「カッコイイ!」と、私が芸能人を意識するようになったきっかけなのです。その後、私の目に留まったのは『お金がない!』という作品でした。やはりその頃の私はまだ小学生で、テレビに映っている登場人物があの怖い「織田裕二」である、と一瞬では認識できませんでした。そのくらい、180度違う役柄だったのです。大きな笑顔で明るく優しく家族を養うお兄ちゃんなキャラクターに、私は再び衝撃を受けました。『振り返れば奴がいる』とはまた違った感じで「かっこいいかも…」と見とれていました。このドラマもやはり今でも印象に強く残っています。今思えば、随分とミーハーな反応ですが、同じ顔からまったく違う表情で魅せるというのは、子ども心に好奇心をくすぐるものでした。
 そして、『踊る大捜査線』シリーズ。織田さんを語る上で、この作品は外せません。中学生になり、少し大人になった私が「織田裕二」を再び意識するようになった作品です。この作品は、コミカルさもシリアスさも兼ね揃えたドラマとなっており、織田さんが演じる青島刑事という役柄もその両者をバランスよく出しているキャラクターでした。所轄の刑事ということもあって、体当たりで全力な演技も好きでした。また、さまざまな魅力溢れる脇役の方々もこのドラマの魅力です。「スピンオフ」という形式を知ったのはこのドラマが初めてです。脇役であるはずのユースケ・サンタマリアが主役になっているという状況に驚きました。「主役が変わる。そんなことがありえるんだ!」と私の中に、新しい扉が開かれました。スピンオフから見えてきたのは『踊る大捜査線』という世界の奥行きでした。主役以外の人間も仕事を精一杯やっており、それぞれに人生がある。それを改めて感じ、1つの物語を別の側面から垣間見るという楽しさを覚えました。スピンオフができるほどキャラクターがそれぞれに際立っていることは、この作品の強みといえるでしょう。こうして多くのファンの心を掴んでいったのだと思います。心を掴むと言えば、数々の名言も生み出したドラマでした。「事件は会議室で起きてるんじゃない、現場で起きてるんだ!」は、多くの働く社会人に共感をもたらしたのだと思います。割合としても視聴者の多くは選ばれたキャリア官僚ではなく、青島刑事と同じ、所轄の人間に近い平凡な立場であると思います。だからこそ、青島刑事のあがく姿に自分を重ねてしまいます。大人になった今、私もこの言葉を思い出し、共感しているからです。
 今回述べた『振り返れば奴がいる』、『お金がない!』、『踊る大捜査線』シリーズ。以上の3つが、私にとっての織田裕二さんのおススメ作品紹介でした。特に『振り返れば奴がいる』と『お金がない!』はキャラクターのギャップが激しすぎるので、ぜひ続けてご視聴されることをおススメします。そして、どちらの役者「織田裕二」がどのようにグッときたか、ぜひ吟味してみてくださいね。